
堆肥とホタカール(炭カル)の混合堆肥を採用いただいているお客様のお声をご紹介いたします。
堆肥と石灰の混合堆肥とは(江別市 米村常光様)
石灰散布は、防散タイプや粗粒タイプを除き均一に散布するのは容易でないと思います。
ブロキャスやライムソアーなどでの、角や側壁にへばりついたり作業時間が予測つかない作業で、私は堆肥との混合散布を30数年続けてきましたが、何ら問題もありません。
今でも「堆肥と石灰を混ぜると窒素が消滅する」と言う人や酪農家がおります。これは本当でしょうか?
生石灰や消石灰などは化学反応をしますがホタカール(炭酸カルシウム)は問題ないのです。
私が当初に混合堆肥を始めたのは1ha1.2t〜2tの石灰をどう均一に散布するかが石灰混合堆肥の始まりでした。
十数年前エリック川辺のコンサルでの石灰投入量が1ha3t〜5t程度の多量施肥設計が出ることもあり混合堆肥はお奨めです。
メリット
- ■出来るだけ熟成の進んだ堆肥との混合は均一性が高まり少量散布や多量散布が容易です。
- ■風による飛散もなく、気候に左右されない。
- ■堆肥散布と石灰散布により作業効率が上がる。
- ■マッシュタイプや負均一石灰など製品を選ばず対応できる。
- ■ホタカール製造過程での精製ライン省力化によるコストを下げることが可能。
- ■ホタカールは固結せず堆肥と混合される。
デメリット
- ■堆肥散布が不可能な時期当もあるので適宜対応。
- ■未熟や固まり大きな堆肥とは均一性が悪い。
※堆肥が生でも完熟でも炭酸カルシウムや苦土炭カルは混合堆肥として問題ないと思います。
ミネラル成分について
地球上には、103種類の元素が存在し、その中には私達人間にとっても必要とされている元素があり、人体の約96%が炭素・窒素・水素・酸素の4元素(有機元素)で構成されており、残りの約4%は何元素かの無機元素から構成されており、それらを含む無機元素を総称してミネラル成分と言われている。
人体に必要なミネラルは、体内では作り出す事が出来ないので、野菜・海藻等の植物・水・塩等を供給源として食べ物や飲み物から摂取する必要がある。
なお、一昔前までは、農薬や化学肥料等には殆ど頼らずに畜糞及び人糞等の使用により、土壌中に含まれるミネラル成分及びミミズ・虫類・微生物・酵素等が豊富に存在していた事から普通に食生活をしているだけで野菜に含まれるミネラル並びに飲水に含まれる豊富なミネラルを摂取可能であった事から、必要なミネラル成分は自然に補充されていたものの、近年に多く見受けられる科学肥料並びに農薬の使用等に由来される有効生体等死滅により野菜類等に含まれるミネラル分は急速に減少傾向にあると言われている。
追って、「ボイルホタテ貝殻」は、主要ミネラル成分が海洋由来の天然ミネラルとして含有されている事から、天然ミネラル成分補填材並びにアルカリ性(pH9.3)の土壌改良材としても牧草地及び畑作地等へ対し、二つの効能を有するものと推察される。